オナガ
暮らしとの関わり
 石黒では見かけないが、柏崎市の市街地やその周辺ではときどき見かける。市街地では送電線など高い所にいることが多いようだ。
 筆者の観察では見かけによらず攻撃性が強く、カラスに立ちむかって撃退している姿を見たことがある。営巣期であったかもしれない。
 鳴き声は優雅な姿に似合わないグィーグィーまたは、ギェーイ、ギェーイと凄みのきいた鳴き声である。カケス同様、鳴き声を聞くとカラス科の鳥であることが納得できるように思う。
 しかし、春にはキュリリリリという甘い鳴き声もだすという。
 「かしわざき野鳥の会」の機関誌「ちいさなさえずり」によれば、現在柏崎市でみられるカラス類はオナガの他にはハシブトカラスハシボソカラス、 ミヤマカラスカケスが生息し全部で5種であるという。

※ビデオ資料-オナガの鳴き声

〔写真2008.3.27新田畑 左上2006.7.12田塚〕


                   幼鳥

写真2006.7.12田塚

               成鳥-1
写真2015.7.12新田畑
解 説
カラす科
 本州と九州だけに分布し主として平野部に棲んでいる留鳥
 近年は西日本にはだんだん見られなくなている。
 全長約37pであるがその半分は尾の長さである。嘴と頭部上半分は黒く翼と尾は空色。尾の先端は白い。雄雌同色である。普通20〜30羽の群れで村落や住宅地、雑木林に住んでいる。
 餌は雑食性で野ねずみ、小魚、昆虫など。
 巣は樹上に細枝やコケ類で腕状の巣をつくり6〜7個の卵を産む。
 新潟県では近年増えている野鳥の一つであると言わている(2015)。



    腹部分の様子
写真2007.7.12新田畑

        成鳥-2

写真 2017.6.17南田塚

       後ろ姿

写真 2020.7.11長浜町