ウスキシャチホコ | |
暮らしとの関わり 石黒ではふつうに見られる。 夏場に灯火に寄ってくる。ススキにとまっているのをよく見かける。 成虫は口が退化していて蜜や樹液など吸うことはないとのことだ。筆者が子どもの頃(1945年頃)は養蚕が盛んでカイコの成虫の様子はよく知っているが、羽化すると交尾し卵を産むだけであった。 幼虫の食餌はタケ類、ススキなどという事なので今年は身近にあるチマキザサやススキなどを留意して観察したい。 頭部と触覚(メス) |
解 説 シャチホコガ科 北海道から九州まで分布。 開帳40〜46o。成虫の出現5〜8月。オスの触角は鋸歯状をしているがメスは糸状をしている。 キシャチホコに酷似するが本種は前翅の先が後方にとがっている。 成虫は口吻が退化していて餌をとらない。 幼虫食草ススキ、ササ類。
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