コスズメ
暮らしとの関わり
 石黒では普通に見られる。
 夕刻、オオマツヨイグサの花の蜜を吸っている姿を時々みかける。幼虫はブドウの害虫である。
 飛翔力にも
優れ高速で飛ぶことができるという。流線型の体からもうなづける。最新鋭の戦闘機を想われる。おそらく、人間は、特に航空工学の分野では、こうした昆虫にこれからも多くを学んでいくことになるであろう。
  子供の頃に、この幼虫を手で触ると体を勢いよく曲げるのでおもしろがったものである。子供ばかりでない、庭で、猫もよくオモチャにしていたものだ。

参考画像→スズメガの仲間

(撮影2006.8.18 寄合  右下2007.7.21下石黒)
解 説
スズメガ科
 日本全土に分布。
 学名Theretra japonicからも日本に多い種であることが分かる。
 開帳55〜70o。頭部は小さく丸く、毛が密生している。
(上写真)
 
出現時期は5〜9月。夕刻に活動し、花で吸密し、灯火にも飛来する。
 幼虫の体長75〜80o。食餌植物はオオマツヨイグサミズタマソウノブドウヤブガラシエビヅルツタなど。
 卵ないしサナギで越冬する。