カノコガ
暮らしとの関わり
 ハチに似た形であることで子供の頃から、おなじみの蛾の一つである。
 ドロバチの一種〔フタオビドロバチ〕で、擬態であると思われる。その緩慢な飛び方まで似ている。
 また、本種は昼間に活動する珍しい蛾の一つである。
 蛾であることを知ったのはつい最近である。それにしても美しい蛾である。

〔撮影日2007.8.24上石黒〕


解 説
カノコガ科
 北海道から九州に分布。
 成虫は、開帳3p内外で翅は黒く前翅に6個の透明紋がある。後翅は半分ほど透明。〔右上写真〕体は黒青色で黄色の帯が2本ある。
 昼間活動するめずらしい蛾の一つである。年2回発生し幼虫で越冬する。
 幼虫はタンポポシロツメクサなどを食草とする。
 名前の由来は翅の鹿の子模様による。