ウンラン

せつめい
 ウンランは、柏崎の海岸では、ところどころで見られます。なかには群生(たくさん集まって生えている)しているところもあります。(下写真)

 名前は「ウン
ラン」ですが、じつはランの仲間ではありません。花がランの花にに似ているのでこの名前がついたのでしょう。

 私の観察によれば、地下茎(砂の下を横に伸びる茎)から出る根は短く、少したよりなく見えますが、葉に厚みがあり、水分を葉に、たくわえておくことができるのでしょう。

 上の写真は、ウンラン、ハマニガナ、ハマヒルガオ、コウボウムギと仲よく生えている様子です。柏崎のどこの海岸でもこんな姿が見られるようになるといいですね。  ウンランは、とくにほかの草と仲よく生えてることが好きな植物のようです。




詳しい解説
    かんさつ

◎葉は、茎に、たがいちがいについているもの、向かい合ってついているもの、車の形に並んで3個以上ついているもと、いろいろあります。
 目を近づけて観察(かんさつ)しよう。



@葉には厚みがあります。下の写真は春の若い芽ですが、とくに葉の厚さがよくわかりますね。
A葉が重いせいか、横にはうようにねたような姿のものを多く見かけます。

 横にねたような生え方



◎花は7月から10月ころに咲きます。目を近づけて観察(かんさつ)してみましょう。

@やはり、名前のとおりランの花ににていますね。前から見た姿、横から見た姿を正確にスケッチしてみましょう。

A雄しべ、雌しべはみえませんが、上の花びらを取り去ると雌しべと雄しべがあらわれます。

果実
◎果実を観察(かんさつ)しよう


○果実がじゅくすと、先が割れて黒い種があらわれます。