セグロセキレイ
暮らしとの関わり
 キセキレイハクセキレイとともに石黒でも見られるが、セグロセキレイは市街地周辺に比べてごく少ない。主に、石黒川周辺で見かける。右上の写真は2008年12月8日に寄合集落の電線に止まっていたものを撮った。
 市街地周辺でも、セグロセキレイは、ハクセキレイとは異なり普通にみられる鳥ではない。意識して観察してみるとハクセキレイが圧倒的に多い。
 今まで、ハクセキレイとの区別をしないで見過ごしてきたが、今後は、セグロセキレイを重点的に観察してみたい。とくに、石黒での生息の様子を観察したい。
 連日の猛暑は未だ続いている(京都39度との放送あり)が朝晩は大分涼しくなった。今朝(2018.8.4)、5時頃に散歩に出かけるが、大気が冷ややかな感じである。途中で田の畔にいるセグロセキレイ(あるいはハクセキレイ)の幼鳥に出会った。親の姿は見えないので独り立ちしたばかりの鳥であろう。かなり接近しても飛び立とうとはしない。餌にありつけないで少し弱っているのではないかと想った。というのは、この一帯の水田は3日前に殺虫剤の航空防除をしたばかりであり、歩いていてもトンボの姿が全然見られない。おそらく、その時に昆虫たちは全滅したものであろう。この幼鳥もそのせいで餌となる昆虫を捕りあぐねているようにも見えたのだった。

写真2011.6.25畔屋  右上2008.12.3寄合


              海岸にて
写真2015.3.7柏崎埠頭にて

               幼  鳥 - 1
  写真 2018.8.4 藤井


解 説
セキレイ科
 川や水田、潟などにすみ、海岸でもみられる。日本固有種
 大きさはスズメぐらいでハクセキレイに似ているが顔部分の白色は目の上だけて他は黒い。雄雌同色。
 留鳥で年中おなじような場所にすむ。2月末より囀りはじめ電線や杭などの上で美しい声でさえずる。囀りは「ピチピチ、ピョイピョイ、イチチチチチョイ、ピチピチピと聞こえる。地鳴きはジュンジュンと聞こえる
 巣は、石垣の間、崖、草むらなどにつくる。
 歩き方はハクセキレイと同様に尾を振りながら飛び立つと尾の両側の白い羽が目立つ。

   

    餌を運ぶ親鳥

写真2015.5.26鯖石川河口

        幼鳥-2
写真 2018.8.4 藤井