ホシハジロ
暮らしとの関わり
 石黒では見かけない。門出集落鳥類目録(かしわざき野鳥の会-小さなさえずり3)にも確認記録がない。
 11月6日に鳥に詳しい長谷川さんと西山の長嶺の池を訪れた。筆者にとっては、カモ類は、どれがなんであるかさっぱりわからない鳥であったが、直接指導をうけて見分けが少しはつくようになった。だがホシハジロもオスはともかく、メスは未だよく見分けられない。
 その日は、地元の方に尋ねるとすでに100羽ほどのハクチョウが飛来しているとのことであったが、私たちが訪れた時には餌場に出かけた後で1羽も見当たらなかった。
 幸い、その日の撮影の目当てであるカモ類はあちこちに群れをなしていた。
 筆者が育った石黒で見られるカモ類はカルガモオシドリくらいなものであったので、どれもこれも珍しい種ばかりである。
 また、機会を見て長谷川さんに現場で直接指導を受け、カモ類とも親しくなりたいものである。

写真2014.11.6西山


           ホシハジロ(手前はコガモ雄)写真2014.11.6西山

                 オス

写真2015.3.28畔屋


解 説
ガンカモ科
 ヨーロッパからシベリアの地域で繁殖し、冬になると越冬のため 日本に飛来する。北海道では少数が繁殖する。狩猟鳥。
 全長42〜49pほど。水面に浮かんでいるときは尾の先が水面に触れ(左上写真)全体がずんぐりした体形をしていてくちばしは黒い。オスは頭が赤褐色(上写真上)、胸は赤味のある黒色で背側は灰色。メスは全体に褐色ががかっている。オスだけ光彩は赤い。
 日本(新潟)には11月の半ばに飛来し4月ごろまでまで留まる。
湖や沼、河川や河口などに生息する。
 植性は水生植物やその種子、貝類、昆虫類と雑食であるが、どちらかというと植物食傾向。
 繁殖は水辺のイグサやヨシの茂みや水面に浮かぶ水生植物の上などに良しを積み上げた巣をつくる。卵の数は8〜10個でメスのみが抱卵する。雛は27日前後で孵化して50日余で飛翔できるようにな一人立ちする。



    オスの赤い光彩

写真2014.11.6西山

         オス
写真2015.3.28畔屋