ジャコウアゲハアップしない
暮らしとの関わり
子どもの頃は、アゲハとクロアゲハの2種類のみと思っていた。ただ、クロアゲハの中で長い尾を引きずるように飛ぶチョウがいたことを記憶している。これがジャコウアゲハであったと思う。
(写真上・右下2005.7.9下石黒 )
解 説
アゲハチョウ科
秋田県以南に分布。大型で開張7.5〜10p。年2回発生。
 飛び方は大型アゲハの中ではもっともゆるやかで長い尾を引きずるように飛ぶ。
 成虫のオスは麝香〔ジャコウ〕の匂いがする。
 体の特徴は、オスは黒くメスに比べ小型。メスは黄褐色で白っぽいはねをしている。下腹はオスでは赤色、メスは淡褐色。成虫はツツジ、ウツギ、ユリ、などに集まり蜜を吸う。幼虫はウマノスズクサを食草とし産卵もする。
 サナギで越冬する。
 名前の由来は成虫のとくにオスが芳香を放つことによる。