スジボソヤマキチョウ
暮らしとの関わり
 石黒には幼虫の餌となるクロウメモドキが少ないためか、希にしか目にしない。越冬したチョウは羽の汚れが目立つとのことだが、いまだ出会ったことはない。
 雪の多い石黒では越冬できるかどうかは疑問である。
(撮影日2007.10.12 下石黒)


解 説
シロチョウ科
 本州から九州に分布。平地から山地にかけて見られる。
 体の特徴は前ばねと後ばねの先が尖っていて、オスは黄色くメスは白い。
 また、前ばねと後ばねの中央に左右1個ずつ橙色の上写真のような模様がある。
 春にクロウメモドキに産卵し年1回6月中旬ころに羽化し夏には林の中で休眠する。
 秋になると再び活動を開始して日当たりの良いところを飛んでいるがやがて落ち葉の間などで越冬する。
 名前の由来はヤマキチョウよりも後ばねの脈〔すじ〕が細いことによる。