トンボエダシャク
暮らしとの関わり
 石黒では普通にみられる。
 尾の形はトンボを連想するが、飛んでいる様子はチョウに似ている。
 幼虫はツルウメモドキの葉にいるのがよく目につく。
成虫はクリの花に集まるという情報もあるが、石黒で筆者の見る限りクリの花に集まるのはほとんどヒメスグロヒョウモンなどヒョウモン蝶であると思っていた。今春は注意して観察してみたい。

(撮影日2007.7.6大野 右下2006.6.14下石黒)


    ツルウメモドキの葉にとまった個体
写真2016.6.18松波

解 説
シャクガ科
 北海道から屋久島まで分布。
 成虫は6〜8月に発生。昼飛性。開帳50〜60o。はね、ともに細長い。腹部は橙色の地に各節に黒紋を連ねる。はねは黒く白色の帯が一本あり、基部も白い。触覚は棍棒状に近い。
 幼虫は体長約40o。成虫の腹部と同じような黒紋を連ねる。(上写真)食餌植物はツルウメモドキ、ハコネウツギなど。
 幼虫は成長の途中で越冬する。