キシタバ
暮らしとの関わり
 石黒ではベニシタバ同様、灯火によってくる。
 近寄っていくと逃げるときに鮮やかな色の後ばねが急に現れると驚く。
 解説によるとこのように敵の意表をつくことによって身を守るのではないかいわれている。
 ベニシタバに比べて大きい。

 〔写真2007.8.2下石黒〕

解 説
ヤガ科
 山地に広く見られるが平地の雑木林でも見られる。
 前ばねの長さは35〜37o。後ばねは黒と黄色の縞模様となっている。幼虫はフジの葉を食べ卵で越冬する。
 成虫は7〜9月に現れる。ベニシタバと同じ仲間であるが後ばねは天敵の鳥を驚かす効果があるのではないかとされる。
 多く採集してみると羽に鳥についばまれた傷跡があるものが多いことから天敵の鳥から生き延びたものと見られるとのこと。