ベニシタバ
暮らしとの関わり
 石黒ではよく灯火によってくる。はねを閉じている状態では地味で目立たないばかりか、木によっては幹にとまると周囲の色にとけ込んで見分けがつかないことがある。
 しかし、前ばねを広げると思いもかけない派手な後ろばねが現れる。似た蛾でシロシタバ、キシタバなど白や黄色の下ばねをもった蛾がいる。


解 説
ヤガ科
 山地には多くいるが平地では少ない、やや大型の蛾。
 前ばねの長さは35〜40o。前ばねは木の皮によく似ている。後ばねはピンク色で黒と白の縞模様がある。
 木の幹などに生み付けられた卵の状態で越冬する。
 幼虫はイヌコリヤナギの葉を食べ、成虫は7〜10月に現れる。