ブナアオシャチホコ
暮らしとの関わり
 体の色が白く同定に自信はないが、ブナアオシャチホコの変種ではないか思う。詳しい方の御指導を仰ぎたい。
 石黒はブナ林が多いので頻繁に見かけるかというとそうではない。個体数が多くないのか、疑似色で見逃しているのか分からないが時々目にする程度である。
 勿論、ブナアオシャクが大発生した場面に出会ったこともない。大発生を防ぐ天敵が多いためかなどいろいろ考えられるが、今後、意識して調べてみたい。
 とはいえ、今まで虫に喰われた葉の多いブナの木を見た記憶がないことから、ここ60年ほどは、石黒でブナアオシャクの大発生はなかったではなかと思う。
 その後出会ったWEV上のデータ〔下記〕によるとブナアオシャクが大発生すると天敵のクロカタビロオサムシも大発生して幼虫やサナギを食べたり、また、冬虫夏草〔とうちゅうかそう〕の一種である「サナギタケ」と呼ぶ菌がサナギの90パーセント以上感染する、という興味ある記事が見られる。

www.rinya.maff.go.jp/tohoku/syo/aomori/osirase/pdf/
aoshatihoko.pdf#search='ブナアオシャチホコの食害'


解 説
シャチホコガ科
 北海道から九州まで分布。
開帳33〜43o
成虫出現期は5〜6月・8〜9月。
個体変異が多い。
幼虫食餌植物はブナ、イヌブナ。