ニホンリス
暮らしとの関わり
 石黒では、しばしば見られる。しかし、個体数は減っていると思われる。樹上生活が主だが庭を横切って時々立ち止まって、走り去る姿をしばしば目撃する。
 近年、雑木林で、木の狭い股にクルミの実が数個挟まれたようにあるのを2度ほど見かけた記憶がある。リスが貯蔵したものかもしれない。時々見かけるわりに、すばしこく警戒心が強く写真撮影は意外に難しい。
 また、石黒の生家の庭の近くにはオニグルミの樹はないが、よく庭石の上にオニグルミの殻が置いてあるのを見かける。初めは誰かが置いたのかと思ったがどうもリスの仕業らしい。

〔写真 上・2008.9.22板畑  右上2008.7.19下石黒〕

          庭石の上のクルミの殻
写真2002.11.3 下石黒

解 説
リス科
 本州及び四国に分布する。(中国地方と九州のニホンリスはほぼ絶滅したと見られている)
 低山帯を中心とした森林に生息する。昼行性で枝から枝へとび移り樹上の生活が主である。
 体長18〜25p。体重200〜300g。体色は冬は褐色で夏は赤褐色で尾の先は白っぽい。
 種子、果実、若葉、昆虫などを食べ秋には冬の食料としてドングリやクルミなどを地中や木の穴に保存する習性がある。



 オニグルミの樹の上のリス
写真 上・2008.9.22板畑