田植え枠転がし張り縄 

 田植え機が普及するまでは、すべてイネの苗は手植えであった。田植えに先だって田植え枠を転がして方眼状に田に跡をつけてそれに沿って植えた。
 その枠転がしの時に枠が曲がらず直進するように一方に上記の細縄を張って行った。
 縄を結んだ棒を畔際に立てて、糸巻きをふぐしながら畔伝いに前方の畔まで行って糸を巻きとり直線にして糸巻きの柄を畔際に立てて水面より若干高くなるように張った