ハマヒルガオ

 
せつめい
 ハマヒルガオは、海岸にかぎらず、柏崎の街(まち)の道路ぞいや空き地などでも、たまに見かけます。
 でも、海岸のハマヒルガオは砂浜が少なくなるにつれて年々、少なくなっています

 とても、美しい花ですので、どこの浜辺にも残したい植物のひとつですね。

 ハマヒルガオとよくにた花が咲くヒルガオは、田んぼや畑などの近くでよくみかけます。(下写真)

 また、何年かに一度というくらいにですが、荒浜海岸や椎谷(しいや)海岸に種が南の沖縄などから海流に乗って運ばれて砂浜で発芽(はつが)するグンバイヒルガオという植物があります。
 下の写真は私が2012年に荒浜海岸に流れつき発芽したものを冬になって枯れる前に植木ばちに移植して冬ごしをさせて、よく年の夏に咲かせたものです。(下写真)


詳しい解説
   
    かんさつ

@葉(は)は、長くのびる茎に、たがいちがいについています。

@葉の形は、先の丸いハート形で、あつみがあり、つやがあります。

A葉のつやは、水分の蒸発(じょうはつ)をふせぐとともに塩分(えんぶん)から身を守るためのはたらきをしているそうです


B海辺の植物で葉につやのある植物はほかにないだろうか。

○オニヤブソテツ、ハマボウフウ、ハマボッス、エチゴトラノオなどを観察してみよう。


◎花は5月から6月ころに咲きます。目を近づけて観察(かんさつ)してみましょう。

@おしべは何個ありますか。めしべは何個でしょうか。

A花のうらも観察してみましょう。苞(ほう)とガクがありますね。花の大切な部分をまもっているのですね。


果実(かじつ)
◎果実を観察(かんさつ)しよう


@苞(ほう)とガクが残って種をつつんで大切にまもっています。

Aよくじゅくした果実を割(わ)って中を観察しよう。
どんな形と色のタネがででくるでしょうか。