20160716 梅雨の時期であるが、雨が少なく爽快な日が続いている。今朝、古文書のコピーに近くのコンビニまで出かけた。途中の道沿いに一本のキリの木があり、ついこの間、紫色の花が満開であったが、今は、緑色の幼果がよく目立つ。
 見上げると梢の先の青空に有明の半月がくっきり見える。歳と共に動物のみならず植物に対する同胞意識もいよいよ確かなものになって来た。
 目前のキリも自分も、この惑星に奇跡的な確率をクリアして誕生して今、同時代を生きている。こうして、半月とキリの幼果を眺めていると、その向こうに、何か悟りの境地のようなものが感じ取られるような気がする。
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