シロハラ
暮らしとの関わり
 昨年の秋〔2014.11.19〕に石黒の畑でサトイモの収穫に行ったおり、池に張られていた網に足をからませてもがいているのをSさんが発見して助けた鳥である。
 冬囲いで忙しい時であり、しっかりと撮影もせず放してしまったが、今になると、もう少し全体の特徴を写真におさめておくべきであったと悔やまれる。
 それにしても、折よく人の目にふれ助けられて何よりであった。
 そんな訳で故意に捕えたのではないので、写真について釈明しておきたい。なぜなら、シロハラは、日本では鳥獣保護法により禁猟であり捕えると処罰対象となるからだ。
 今後、自分が生きているうちに、自然の状態でのシロハラにもう一度出会いたいものだ。
 なかなか、出会うチャンスがなかったが鳥に詳しい友人のHさんより写真をお借りして掲載した。

※餌を探すシロハラ-ビデオ

写真2016.3.8市街地周辺 長谷川


       前方から見た様子

写真2016.3.8市街地周辺 長谷川

 サトイモ収穫※網に絡まったシロハラを助けた日

写真2014.11.19 かつてない豊作の年


解 説
ツグミ科
 冬鳥として中国北部やロシア沿岸地方から渡って来て平地や低い山の林にすむ。
 体長25pほどでヒヨドリよりやや小型。嘴と顎はよく発達している〔上・下写真〕。雄雌同色。腹の方は灰色がかった白色であることからシロハラの名前がついた。また、尾羽の両側にも白色の部分があり飛翔するときにはよく目立つ。
 食性は雑食で地面に下りて昆虫やミミズなどの小動物を食べる。地上をピョンピョンとはねて獲物を探す様子が見られる。
 ほとんど鳴かないがたまに「キョッ、キョッ」と聴こえる声を発する。



    頭部の様子
写真2014.11.19下石黒

  くちばしの様子
写真2014.11.19下石黒

写真2014.11.19下石黒