カワガラス
暮らしとの関わり
 カワガラスは子どもの頃に石黒川で川遊びをしているときに時々みた。それがカワガラスという名前の鳥であることは知らなかったが、黒っぽいあの鳥は今にして思えばまぎれなくカワガラスであった。
 それにしても、水中に飛び込み、翼を動かして水中を泳ぎ、水底を歩いて餌を捕る特技があるそうだが、まるで黒装束の忍者のような鳥である。
 取りあえず、写真は道郎様よりお借りしてヘージを作成した。(写真 道郎)
 今日(2016.6.14)野鳥の研究者H氏と谷根に出かけた。ダムから帰路、集落内の谷根川でH氏がカワガラスを見つけた。いたって地味な色合いで川石の色と同色で目だたない。だが、プロの眼力はそれを見逃さない。お陰て筆者も初めて出会い、撮影することが出来た。
  これで、上の道郎様からお借りした画像はお返しすべきであるが、多雪地故郷のカワガラスの写真も手放すことのできない魅力がある。是非、引き続きお貸しいただきたい。


         餌を探すカワガラス
写真2016.6.14谷根川

※ビデオ資料−カワガラス

解 説
スズメ科
日本全国の山地の渓流沿いにすむ。スズメより一回り大きく全長15〜20p。首と尾が短くずんぐりした体型。羽色は濃褐色で雌雄同色。留鳥で一年中同じ場所にすんでいる。
 岩などに止まるとミソサザイのように尾を上下に振る。時々水中に飛び込み、川底を歩いて水生昆虫のトビケラ類等を捕らえて餌にする。
 2〜6月に岩陰や滝の裏の岩場にコケを用いて巣をつくり1腹4〜5個の卵を産む。
 


  餌をついばむカワガラス

写真2016.6.14谷根川