ハジロカイツブリ
暮らしとの関わり
 上の写真は安政町の鯖石川河口付近で撮影した。土手沿いに歩いて来て鯖石川河口付近の安政橋を渡ったのは冬の陽が西に落ちてあたりに夕闇の気配がする頃であった。
 橋の上から川面を見ると一見カモの幼鳥かと想われる、何か頼りなげな水鳥が一羽泳いでいるのが目についた。
 何か、泳ぎもぎこちないようで、一瞬シッターを押すのをためらったが思い直し2、3回念のために押して帰宅した。
 PC上で見ると、やはり一見みすぼらしい感じの水鳥であったが、鳥に詳しい方に尋ねるハジロカイツブリであることが分かった。その後、出会いを待っているが今のところ出会の機会に恵まれないでいる。この辺では数少ない鳥なのではなかろうか。

写真2015.1.24鯖石川河口付近-安政橋付近

ビデオ画像→カイツブリの親子

解 説
カイツブリ科
 わが国では冬鳥で、北海道から九州の各地の海や河口、湖沼などに見られる。繁殖地は中国北部、ウスリー川周辺。
 全長309pほど。翼開帳56〜60p。冬羽は喉から腹にかけて白くその外は黒い。虹彩は赤褐色。雌雄同色。飛び立つと羽の内側にある白い部分が目立つ。
 冬季は全体に淡色な羽となり左上の写真のようになる。
 食性は主に動物食で、魚類、昆虫、甲殻類、貝類などを巧みに潜水して捕食する。
 渡りの前には100羽以上の群れをつくることもある。
 鳴き声はピー、プィッと聞こえる