エゾビタキ | |||
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暮らしとの関わり 木の枝先などに止まっていて、近くを虫が飛んで来たら、その虫を餌にするために、止まっていた場所から飛び出す。そして、元の場所に戻って来て、掴んだ虫を食べるが、必ずしも捕虫率100%ということはない。空振りも何度か見ている。 夏鳥であり、秋に南へ渡って行く途中に柏崎に立ち寄ってくれものと思う。スズメくらいの小さな鳥である。 この鳥の仲間については、図鑑ではコサメビタキ、サメビタキと、このエゾビタキの3種が並んで説明されている。分類学的にも近い3種である。 このエゾビタキは、何年かに1回、柏崎の秋に来てくれる。しかし、実際には毎年少数が渡っているものと思う。柏崎では、比較的珍しいヒタキだが、このように時々見ることができる。また、コサメビタキ5は柏崎で見ることができるが、サメビタキは全く見ていない。サメビタキに会いたいと思っている。(長谷川) 写真 2020.9.21 長谷川 エゾビタキの渡り図 作製−編集会 |
解 説 ヒタキ科 日本には旅鳥として春と秋の渡りの途中に飛来し、特に秋の渡りが多く見られる。平野から山地のやや開けた明るい林に多い。 繁殖地はシベリア南部、サハリン、カムチャツカ半島南部。冬季はフィリピン、ニューギニアなどで越冬する。(左下図参照) 全長15p、翼開帳26pでスズメより少し小さい。雌雄同色。背面は暗褐色、腹面は白色の中に褐色の縦縞模様がある。(上写真) 単独、もしくは十数羽の群れをつくって生息する。食性は主に動物食で昆虫が主であるが、秋の渡りではミズキの実などを食べることもある。餌の捕り方は樹上から空中を飛んでいる虫を追って舞いあがり、捕らえた後再び元の枝に戻ってくることからこの仲間を英語では「flycatcher」と呼ばれている(左解説文参照)。キビタキなどもこの仲間であろう。 鳴き声は「ツィー」または「チィー」と聞こえる。 名前の由来は蝦夷(北海道・北方領土)の方からやって来るヒタキという意味ではないかと言われている。 |