ミズ
暮らしとの関わり
 石黒では、よく似たアオミズとともに普通に見られる植物である。
 若芽は山菜として利用されると言われるが石黒では食べたということを聞かない。
 しかし、いかにも美味しそうな印象を受ける。ウワバミソウヤマトキホコリに似た感じである。
 近似種アオミズとの相違点は、全体がやや大型でミズは葉の先は尾状に長くとがらないことで区別できるという。また、茎が淡褐色を帯びることも区別点の一つだ。
花の比較も今後観察し掲載したい。

〔写真2006.10.22上石黒〕 


              果実期
 
  撮影2011.12.6下石黒
     
解 説
イラクサ科
 北海道から九州の山野の湿ったところに生える一年草
 茎は淡褐色を帯び高さは20〜30p。茎は淡赤紫色で液質、無毛〔左下写真〕
 葉は対生で長い柄があり菱形をした卵形で先は鋭形で先端はやや鈍形。基部はクサビ形で縁には5対内外の鈍鋸歯がある〔上写真〕。下半分はおおむね全縁。表面は緑色、光沢がありまばらに毛がある。3本の主脈がある。
 花期は7〜10月。葉の付け根に黄緑の細かい花が群がってつく。雌花と雄花が混生している。雄花の被片は3個のうち1〜2個がやや大形でそう果と同長かやや長い。
 果実は長さ1.5oのレンズ形。
 名前の由来は全体が軟らかでみずみずしいことによる。


 
     液質で無毛茎
 撮影2007.10.15下石黒