カジカ
暮らしとの関わり
 石黒では「ババッカチ」と呼んだ。
 昔は、石黒川に多く生息していて簡単に捕れた。流れの中の石の下流にザルを置いて、石を動かすと簡単にザルに入った。
 子どもたちはウグイ〔ハヤ〕に比べ下等の魚としたが、食味はウグイに負けなかった。

撮影日2004.8.6下石黒
解 説
カジカ科
 北海道を除く日本各地に分布する淡水魚。流れの急な石の多い川に好んで棲む。
 成魚の全長は9〜13p。頭が大きく、うろこはなく体の色は褐色で雲形模様がある。産卵期は3〜5月で、石の下に産む。
 現在では棲息環境破壊で個体数は年々減少している。