マユタテアカネ
暮らしとの関わり
 石黒では、未だ、はっきりと分布を確認していない。上の写真で撮影地が明確でないものがあり何とも言えないが見かけたこともあるような気もする。
 マユタテアカネによく似た種にマイコアカネとは胸の紋様で区別できるという。今後、注意して観察したい。
 ところで、チョウやトンボの体の細部を自然のままでカメラで撮影することは難しく、虫取り網で捕らえてから、じっくりと撮影したいとも思うが、本サイト制作の趣旨から抵抗感がある。
 このサイトは故郷に生息する動物を、そこに暮らす人間と同様の生き物としての視点でとらえて記録に残すことが目的である。
 したがって、網で捕らえてまで昆虫の詳細な写真などを載せたくない。

写真2011.8.4畔屋 右上不明 右上下2011.8.4畔屋 



解 説
トンボ科
 日本全土に分布。丘陵から低山地の池沼、湿地などにすむ。
 アキアカネよりも小型で雌雄とも顔面の額部分に眉班〔びはん〕と呼ばれる黒色の斑点が2個ある。
名前の「マユタテアカネ」はこの斑紋によるもの。
 胸の縞模様はヒメアカネによく似るが前部の横筋の輪郭がぼやけている。
 メスには羽根の先がノシメトンボのように褐色帯のあるものもある〔写真上〕
 6月下旬から出現するが、未熟のものは水辺からやや離れた丘陵地の林の中に移動して成熟するにつれて林の縁に出てくる。
 水辺に戻ってからも草や灌木の多いところを好んですむ。