ニッコウフサガヤ
暮らしとの関わり
 石黒ではしばしば見かける。夏には灯火に飛来する。とまる時は尻部を少し斜めに反らす習性がある。
 とくに、幼虫は変わった習性があり一見ゴミの固まりのようなものをまとってカエデの葉などについている。そういわれれば子どもの頃から何度か目にした記憶がある。外敵から身を守るためのものであろう。 
 今夏は留意して幼虫に再会したいものだ。
 上の写真の個体は老体であろうか、触角が両方とも欠落してしまっている。
 WEV上のデータでは日本固有種との記述もあるが確認していない。

 (写真2011.8.21 寄合 )


            


解 説
ヤガ科
 北海道から九州に分布。
 開帳25o。
 幼虫体長16〜17o。幼虫食餌植物カエデ。ふつう葉を細かくしたもので巣を作る習性がある。 
6〜8月に成虫出現。