ニホントカゲ
暮らしとの関わり
 石黒ではニホンカナヘビと一緒にして「カナチョロ」と呼んだ。
 ニホンカナヘビに比べて皮膚はなめらかでとくに尾の部分は鮮やかな青色の金属光沢があり美しい。
 しかし、ニホンカナヘビに比べて子ども時代には親しみを感じなかった。ニホンカナヘビは捕らえてポケットに入れている子どもがいるほどであったがニホントカゲを捕まえる子どもは殆どいなかった。逃げ足の速さではニホントカゲが勝る。

〔撮影日2005.9.9下石黒〕

解 説
トカゲ科
 沖縄を除く日本全土に生息。日当たりの良い草地、石垣、家のまわりにも普通に見られる。日本にしかいない固有種。体長は20〜25p。鱗がなめらかで体に光沢がある。特に尾の方が美しい青色をしている。昆虫やミミズなどを食べ、5〜6月に一度に5〜16個の卵を産み雌は卵が孵化するまで保護する。環境変化により近年減少していると言われる。