従来の「馬屋造り・L字型家屋」の馬屋の部分を上写真のように改造し「玄関」 と呼んだ。とくに、二階部分は家督を継ぐ若夫婦の部屋として使われることが多かった。また、上の写真の家では「だき」部分の雪の重みがガンギ右端の屋根に集中してかかることを防ぐための工夫がなされている。
筆者の経験ではこの部分は本屋と玄関の両方の雪が落下して積もるために、留意して除雪をしないとガンギの屋根を支えるタルキが折れることもあった。除雪をしていると雪の重みで撓っていたタルキが「ギツッ」という音とともに元に戻る様子を今も憶えている。
(編集会-大橋寿一郎 写真-下石黒屋号仙太郎 ) |
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