馬のワラジ  
   
 馬の爪は傷つきやすく牛と異なり爪の手入れが年に数回必要であった。
 蹄鉄が日本で農村に普及したのは大正期以降でありそれまでは上の写真のようなワラジが使用された。
 特に、供出米を馬の背につけて運ぶときなど石黒の道は土だけの道であったので問題はなかったが、東頸城郡の田麦方面に行くと砂利道に変るため爪を痛めるおそれがあった。
そのため必ずワラジを履かしたという。→参照画像
 また馬のワラジの作り方は円形に近いため意外と難しかったといわれる。


補説→馬のワラジの作り方

補説→蹄鉄(ていてつ)