石臼 
 石臼を石黒では「イス」あるいは「イスス」と呼んだ。
 石臼は昔の生活には欠かせない道具であった。とり粉、そば粉、だんご粉、きな粉、こうせん粉〔小豆〕などいろいろな粉を挽く道具であった。
 晩秋から冬にかけて囲炉裏端で、孫に手伝わせて祖父母が昔話を聞かせながら石臼を挽く光景はどこの家でも見られた。筆者のその一人であった。→子どもの暮らし

民具補説→イスス