はこぜん  
 
   けやき製の立派な箱膳

     手掛けの部分
 昔(1940代まで)は、石黒では、どこの家でも箱膳を使っていた。家長のものは特別立派なつくりであり、子どものものは小型で粗末なつくりであった。
 箱膳は、フタをとって裏返して重ね
〔上の写真のフタの2本の桟は裏返したフタを固定するためのもの〕そこに茶碗や皿や箸をおいて〔右上写真〕食事をした。
 食事が終わるとお食後のお湯で、よくすすいでそのお湯を飲んで食器を箱に収めフタをしてホロ(戸棚−上の下写真)呼ばれる戸棚に収納しておいた。
 茶碗やお皿はたまに洗うのみであった。生くさいものを食べた後は囲炉裏の灰汁て磨いた。
 石黒では、お膳を定期的に洗う習慣はなく子どもなどが味噌汁をこぼしたときのみフタを洗うのみであった。
 

民具補説−昔のお膳について
資料→箱膳と家族の席順