ひとらごと   DATE20210214

                

      地球温暖化の危機
               大橋末治(2021.2.12)

 過日、NHK・TVスペシャル「2030未来への分岐点(2021.1.9)」及び「大地は人類を養えるか(2021.2.7)」で地球の危機を叫んでいる番組を観た。何れの番組も現状のまま進行すると、10年後には地球上の生物の存続が不可能になる軌道に乗ることを警告していた。そして、2100年には地球上に生物が住めなくなるという。今までにも、新聞や各種報道で持続可能なエネルギーへの移行が緊急の課題、と見聞きする度に気になっていた。今回、具体的なデータと映像で提示されると、その緊急度を肌で感じざるを得なかった。まさに今年は「脱炭素化元年」であり、全ての人が一人ひとり努力しなければならないと強く反省させられている。残念ながら、世界的には、日本は可成り出遅れているようである。遅ればせながらドイツの政策など大いに参考とし、国策として「持続可能な自然エネルギーの開発」で猛追して戴きたいものである。(最近、「地球温暖化の危機」については、各種報道でも頻繁に取り上げられるようになっています。機会を見つけ、ひとりでも多くの方々に是非目を向けて頂きたいものと願っています)。

 蛇足ながら、私が入社した昭和34年、配属先の職場の課長さん宅に招かれた時、スクータに載せて頂き「これが東海道で、弥次喜多も眺めた松並木だ」と説明を受けながら、課長の背中に抱き着いていた約60年前を思い出している。現在、地下・地上をトコロセマシと立派な高速道路が縦横に走っている。約半世紀後の今の世を誰が想像できたであろうか。石黒村に4台しかなかった電話も、昨今は幼稚園児が歩きながら通話している。現在のSNSなどの通信網には、既に私はついていけなくなっている。半世紀後のエネルギー問題も決して「空想ではない」と信じている。

折しも、職場を共にしていた友人、葛原正氏が、定年後、自然エネルギー事業関連に従事され、「エンジニアの覗いた自然エネルギー社会(上巻及び下巻、文芸社発行、発売:2021年2月15発行予定)」を執筆されたのを期に、本年はじめに前刷り版を頂いた。内容は、一般の人が分かりやすい言葉の使用・豊富なデータ・興味あるクイズの挿入など丁寧に編集されています。石黒HPご愛読の皆々様・NPO法人石黒邑で紹介されている新潟国際情報大学の若人の皆さんにも、是非、ご一読頂ければ幸いと思いご紹介させて頂きます。

                 以上