ひとらごと  DATE20160910

          

     地蔵峠の草刈りに参加して
           農事組合法人石黒   村 田 功

 8月21日、毎年9月4日に行われる地蔵峠の地蔵尊祭に向け、石黒有志の方々による草刈が行われました。
地元、石黒出身者の方など総勢20名あまり、(農)石黒のメンバーも、大橋伊勢治代表、中村昭雄副代表、大橋伊寿理事が参加。田辺請繁区長会長のあいさつを合図に始まりました。
大橋代表、なにやら横っ腹に扇風機の付いた作業着を着ています!
 聞けば、作業着内を風が循環し、気化熱で涼しくなる仕掛けとのこと。小林組工事長、大橋幸夫さんが使っているのを見て、さっそく自分も購入したそうです。スイッチを入れると上半身がモコモコ、ドーピングしたような上半身になります。地蔵尊は、ぶな林の中にあります。涼風が寒いくらいです。

 お堂は、板畑出身の中村恵治棟梁が板畑公民館に泊まり込み、昨年、今年と2年をかけて、大改築してくれ、つい先日完了したばかりとのこと。詳しくは、石黒の昔の暮らしHP、ぶな林の里石黒通信にでていますので、そちらをご覧ください。
 「石黒を逃げ出してきた私ですが、帰ってみると何とも言えぬ郷愁にもかられます。」と恵治棟梁が寄稿されたお便りの中に書かれています。
 過去、高柳町では「住んでよし、訪れてよし」をキャッチコピーにまちづくりをしてきました。これはこれでいいのですが、近江商人「三方よし」にならえば、あとひとつ「よし」が足りません。ならば、恵治棟梁が書かれた、何とも言えぬ郷愁をも仲間に入ってもらい、「住んでよし、訪れてよし、出ていってもよし」のまちづくりなんてどうだろうと思ったりします。
 中村恵治棟梁も「取り合えず、石黒を離れた人たちも、石黒に応援と声援を掛けようではありませんか」と結ばれているとおり、石黒を通じて、誰もが気持ちよく繋がり続けることができれば、すごくありがたいことだと思います。そのためには、「石黒」が存在し続けることが基であり、その継続こそ(農)石黒に課せられた使命のひとつであると思っています。